Model No. | Length ft.(m) |
Sections (PCS) |
Weight (g) |
TopDia. (mm) |
Fore Grip Blank Dia. (mm) |
Lure (oz.) |
Line (lb.) |
Carbon (%) |
HL-Z 671MLFB-ST | 6'7"(2.01) | 1 | 130 | 1.2 | 7.9 | 1/8-1/4 | 6-10 | 98 |
この竿も、かの「村上晴彦」氏プロデュースの一本です。
曰く「ソリッドパワースリムのポテンシャルが開花した記念碑的作品」だそうであります。
もともとは村上氏がソリッドのベイトタックル601MLXB-Sを使ってみて、その面白さ、ベイトで投げるスモールプラグの世界に感動してプロデュースした作品であります。
で、彼がプロデュースするからには、やはり曲がりの美しさを重視するわけですよね。そうすると竿は長くなくてはいけない。
しかし、無垢のカーボン棒を削ってトップが1.2mm.の、しかも長さが6.7ft.の代物を作り出すにはたいへんな技術が必要であると思います。こんな事をやったメーカーは他にはないでしょう。まさしく、「カーボンの無垢棒でどこまで長い竿が作れるか」そんな事を試してみたのではないかと思います。
使い心地ですが「ソリッドの長尺」、まさしくその特徴がいかんなく出ています。
キャストも竿の胴に乗せるような投げ方をすると気持ちよく飛んでいきます。特に1/4oz.クラスのルアーや、4in.センコーなんかだと本当に気持ちよくいきますね。
感度もなかなかのもので、ルアーがプルプルと振動している様子とかがすごく良くわかる。
バスを掛けてからもソリッドらしい粘りとパワーがとても楽しめます。しかもその曲がりはとても美しい。
問題はフッキングなんですね。小型のバイブレーションプラグなんぞ結構遠くまで飛ぶのですが、寄せてくるまでに結構ばらしてしまう確率が高い。大きくあわせているつもりなんだけれど、やはり長いソリッドというのは、やわらかく良く曲がる分だけ、なかなかあわせが難しいです。(ただ、小生がへたくそなだけかも知れませんが・・・)
同じソリッドでもスピニング装着の短い竿だとあまりばらす事はなかったのですが、こいつはよくばらしました。
個人的にはソリッドタイプの竿はハードプラグなら巻物系より水面系の方が扱いやすいのでは、と思っております。(そのためならば、この竿のグリップはやや長すぎるかと)
とにかくこの竿は、「カーボンの無垢材でどこまで長い竿が作れるか!」に挑戦したダイワさんの記念碑的作品であると思います。長尺のソリッドを使ってみるのも、またそれなりに面白いかと!
(2003年1月廃盤)
Reel | DAIWA / TeamDaiwa-Z105Hl, Millionaire CV-Z103L |
Line | Nylon 8lbs. |
Lure | LAKEPOLICE / TN-50, Cherry, SK-Pop, MEGABASS / POP-X |